日帰り出張へ


今日はラパス県ウマラ市へ日帰り出張。車で3時間ほどの距離だけど、目的地がダム建設地なので、当然最後の30分は道なき道を進むことに。


画像はもっとも私が好きな景色の一つ、碧い空と真っ直ぐな道。これは、パタカマヤ市から円借款で建設された道を少し進んだところで撮ったもの。

今回は、ダムの建設により水没する土地の所有者が納得しているのか、住民が今回の事業を本当に理解しているのか等を実際に確認するのが目的。自分に向けられた意見は「水があれば、もっと農業がさかんになって、この土地を去っていく人を引き止めることができる!」「水の無い厳しい生活を子供の世代には引き継いではいけない」「このダム建設を20年以上待っていた」といった好意的なものが中心。でも、ここに来ている人は、住民のほんの一部。言語もスペイン語アイマラ語を2で割って、アイマラ語よりにしたもので、私には理解が難しい。結局、住民が納得したことが分かる合意文書などを用意するように市長に依頼し、その場を去ることに。

これは、ダム建設予定地。土地の権利、水の権利、水管理委員会等、いろいろな点がクリアになれば、1年後にはここにダムが登場する。自分の任期中に完成することはないけど、いつかここにもう一度来たら、人々の生活は改善しているのだろうか。