ここはラパス、標高3,500m。
酸素が薄いというのは有名な話だけど、もう1つ忘れてはならないのは、気圧も低いということ。


① 湯沸かし器(一番奥)
気圧が低い高地では、沸点がかなり低い。
ぐつぐつ、ぐらぐらいっていても、せいぜい80℃程度。
コーヒー、お茶、何を入れても、すぐぬるくなる。
温度が足りないとなんだか少し味が落ちるような気もするが、まぁ考えようによっては猫舌の私には快適。
猫舌のみなさん、ボリビアは住みよいところですよ。


② 圧力鍋
気圧が低い=沸点が低い、というわけで、ここラパスでは日本の炊飯ジャーは使えない。
圧力をかけずに普通に炊くと、表面はべたべた、中身は生というひどいごはんが完成する。
お米に限らない。
うどん、おそば、パスタ、果てはそうめんもおいしく食べようと思ったら圧力鍋の出番。


③ 日本から持ってきた食材
別に「ふえるわかめ」をでなくてもいいのだけど、このはちきれそうな袋を見て!!
日本から持ってきた袋詰めのものはこのとおり、周りの気圧が低いために、このとおり、穴でも開いていない限りぱんぱんに膨れてしまう。
持ってくるときに破裂しなくてよかった。
服がわかめまみれになるところだった。


最近高地での料理にもやっと少し慣れてきた。
和食を食べようと思ったら自分でつくるのが一番手っ取り早い。
この調子なら、帰国するころには和食のレパートリーがかなり増えているはず。