月食の夜


日が短くなり、保育園を出る18:30にはもう外は真っ暗。お月さまのきれいな夜です。月を見る人があちらにもこちらにも。それで今夜が皆既月食だということを思い出しました。


私もちびと一緒にかけてゆくお月さまを見上げていると、近所のおばぁさんがちびに話しかけてきました。
「ぼく、みてごらん。おつきさまがなくなっていくよ。」
「おつきさまだいじょうぶかなぁ」
「ちょっと見えなくなって、赤い月になるけど、しばらくしたら元通りだよ。」
「よかったぁ。」
「ぼくは、次の月食も見られると思うけど、おばあさんはどうかなぁ。みられるかなぁ。(そして月を見上げる)」
「しんぱいしないでね。だいじょうぶだからぁ。」


いつのまに、こんなやりとりができるようになっていたのかなぁと、ちょっぴりびっくりしつつ、ちょっとはらはら。

保育園でのびのびと過ごしているおかげか、家でもやんちゃぶりを発揮しています。今夜は、ちらしを破ってちらかして大喜び。
「すごいでしょぉ〜」

くろも参戦。。。(事態は悪化・・・)


ちびちゃんは、おかげさまですくすくと育っています。自分との時間は限られており、相方、保育園、そして周囲の人々に感謝感謝の毎日です。


ちなみに、保育園では、クラスのおともだちや3、4、5歳児クラスのおにいちゃん、おねえちゃんとの関わりも随分あるようで、私がお迎えにいっているわずかな時間にも、その様子が垣間見えます。やさしいおともだちばかりのはずはなく、中には意地悪な子も・・・今日は、高いところにある絵本を必死にとろうとするちびちゃんに対して、「背伸びしてるぅ〜 とどかないんだぁ、この子ちっちゃいからぁ〜」と、絵本をさらに奥に押してとれないようにする意地悪な子が登場(ちびちゃんより15cm以上背が高い)。様子を見ていると、ちびちゃん、その子のことを完全に無視。今度は台にぶら下がって、絵本をとろうとしています。後もう少しでとれるかなというときに、他の子がさっとやってきて、だまって本をとりやすいようちょっと手前によせて、去っていきました。ちょっぴり意地悪な女の子も、特にそれ以上何かをするわけではなく、興味を失ったように他のところへ。そして、目的の絵本を手にし、ちびちゃんも何事もなかったかのように「ママ、いっぱい何回もよんでぇ〜」。


こうして育っていくのね、とママ一人しみじみ。