人間開発報告書

mikaaya2006-12-12

11月9日に2006年版「人間開発報告書」(UNDP)が発表(←という記事を新聞で読んだ)。
ラパス主要紙の記事では、一部情報の抜粋が掲載されていたので、もっと全体的な情報が見たいなぁと思っていた。今日もネットを検索してみたけど、内容の全体は公開されていない様子。。(適当なサイトを見つけられなかっただけかもしれないけど。)ここのUNDP事務所の人に、1冊送ってもらうようお願いしていようかな、そんなことを思っていたところ、思いが通じたのかしら、同報告書(西語版)を入手!!UNDPの方、送ってくださってありがとう〜(←別に私に送ってくれたわけではなく、うちの大ボス宛てです。)


ボリビア人間開発指数ランキングは177か国中115位。去年より2ランクダウン。当然ながら、南米では不動の最下位。。。他の数値を紹介すると、ボリビアの出生時平均余命(いわゆる平均寿命)は64.4歳(ちなみに、1位の日本は82.2歳、最下位のスワジランドは31.1歳)。また、一日2ドル以下で生活している人の割合が42.2%とか。

注)ちなみに、人間開発指数とは次のとおり。
「人間開発指標(HDI)はその国の、人々の生活の質や発展度合いを示す指標である。生活の質を計るので、値の高い国が先進国と重なる場合も多く、先進国を判定するための新たな基準としての役割が期待されている。」(出典:Wikipedia
「先進国度ランキング」もしくは「住みやすさランキング」といったイメージ。

トップ10カ国及び気になる国のランキングは次のとおり。日本のランクが4つもアップしているのにはちょっと驚き。(←でも、これって日本があがったというよりは、欧州勢が落ちたからかも。。。)

 1位 ノルウェー (去年と同位)
 2位 アイスランド (去年と同位)
 3位 オーストラリア (去年と同位)
 4位 アイルランド (4ランクアップ)
 5位 スウェーデン (1ランクアップ)
 6位 カナダ (1ランクダウン)
 7位 日本 (4ランクアップ)
 8位 アメリカ合衆国 (2ランクダウン)
 9位 スイス (2ランクダウン)
 10位 オランダ (2ランクアップ)
 
 19位 スペイン
 21位 ドイツ(もっと順位が高いような気がしていたのでちょっと意外。)
 26位 韓国(お隣さん。)
 36位 アルゼンチン(南米で最高位)
 38位 チリ(南米2位)
 50位 キューバ(あら、こんなに良かったこと知りませんでした。)
 65位 ロシア(64位〜146位は人間開発指数におけるレベル「中」)
 81位 中国(もっと高いイメージを持っていたのだけどなぁ。)
 126位 インド(ボリビアより低いのは意外。)
 136位 ガーナ(あれ、もっと上位のイメージ。)
 176位 シエラレオネブービー
 177位 ニジェール(驚きはしないけど、なんとなく。)


数値が必ずしもその国の現状を的確に現しているわけではないと思うけど、でも、その国のイメージを形成するには便利なツール。興味深い一冊。なお、同報告書の日本語版発表は3月になるとのこと。やっぱり日本語に訳すのって、ヨーロッパ言語同士とはわけが違っい、時間がかかるものなのかしら。