Addis Ababaから北部へ


今日はAddis Ababaから北に115kmのところにある「デブレ・リバノス(Debre Libanos)」へ。13世紀、エチオピアの聖人、タクレ・ハイマノツ(St. Tekle Haymanot)によって開かれた修道院/教会があるところ。エチオピア正教の総本山としての位置づけと聞いて歴史的建造物との対面を期待していたのですが、どうやら13世紀のもの16世紀に破壊されてしまって何も残っておらず、画像の教会は1961年に皇帝Haile Selassieが命じて再建させたものとか。

気を取り直して、入場料100Birr(約6USD)を払って中に入ると、これが見事なステンドグラス。ちなみに、ここは神聖な場所なので土足厳禁。はだしです。

こちらも同じくステンドグラス。あまり画像からは伝わらないかもしれませんが、20世紀に建設された新しいものとはいえ、荘厳な雰囲気です。

教会をひととおり見て車に戻ろうとすると、ドライバーのEさんが「洞窟見てく?有名らしいよ。」と言うので、それならばと何も分からずにいざ洞窟へ。って、その洞窟ってどこにあるの?
結局15分ほど石の道を登って到着した洞窟の入り口はこのような感じ。ここ、標高2,600mくらいはあるので多少は息が切れます。あら?一番息が切れているのはエチオピア人のEさん??

なんでもこの洞窟では、先ほどのデブレ・リバノス教会を開いた聖人タクレ・ハイマノツが7年間片足だけで立ち続け悟りを開いたとか。この洞窟からは聖水が湧き出ており、万病を治すとのことで、HIVも治すと地元の人のコメント。。。5分ほど滞在しましたが、水を飲んだりする度胸はなく、ただただ退散。


ちなみに、ここも神聖な場所なので、教会同様靴を脱いで裸足になる必要があります。変な虫に噛まれたらどうしようと、結構こわかったけど、ここまで来て中を見ないのも癪なので、恐る恐るはだしで歩いて入りました。(・・・結局訳の分からない虫に噛まれ、なぜか左足だけ赤い点々が。。。かゆくもないけど、ちょっとショック。。。)

高原が広がります。霞がかかっていて、残念ながら青ナイルの創り出した渓谷を十分に楽しむことはできませんでしたが、この高原を走るのは気持ちがいいもの。うーん。。。自分で運転したいなぁ。

今日は、エチオピアに来てからまだ飲んだことのないビールを飲むことができました。エチオピア北部で製造されている「Dashen Beer」。味は、Castelよりさっぱりで、St. Georgeよりは味わい深いというところでしょうか。

Addis Ababaに戻り、夕食に行く際に撮った街の風景。地方から戻ると、ここが非常に都会だということが分かります。


エチオピア観光はこれでおしまいです。明日からお仕事。気を引き締めて行きましょうっと。