抜粋的真実

今日は大ボスに同行する形で、ボリビアの大蔵大臣、鉱山大臣、公共事業大臣と面会。
さらに夜は外務大臣や議員との食事会。。。ただでさえスペイン語に苦労しているのに、こんなに朝から晩まで会議・食事会が入ると、もう集中力も限界値を超えている。
夕食が終わった頃にはもう頭が機能停止状態。


(と、いつもの愚痴りモードで始まったけど、実はいろいろな話を聞けてとてもおもしろい一日だった。それぞれの分野の長と会っているので、その分野における方針がダイレクトに聞けるので、とても気分がよい。)


今日会った4人の大臣の中で最も興味深かったのは外務大臣。(かなり変わり者だときめつけていたが、実は結構まっとうな人だった。。)それにオーラがある。写真は夕食会後とったもの。


 外務大臣は報道関係者とのコミュニケーションに苦慮している様子。自分の発言の一部分のみをとらえ、拡大して報道されてしまい、当初の伝えたかったメッセージが的確に伝えられないとのこと。抜粋的真実は真実の姿をねじまげてしまう。場合によってはうそよりたちが悪いもの。
 以前外務大臣が「学校給食に、牛乳よりカルシウムを含んでいるコカを導入すべきだ」と発言したと報道されていたが、それもかなりトーンが違った様子。コカインとコカの葉の違いを説明し、コカの葉の効用を説明している中で、気分が高揚し「学校給食にミネラルの補填のために、コカの葉を導入してもいいぐらいだ」と発言したところ、「外務大臣は学校給食に牛乳に代えてコカの葉を導入すべきだ」と変換されていたとのこと。
 また、他にも自分が外務大臣になることを直前まで知らず、大臣になったよと言っても家族に信じてもらえなかったこと等、いろいろな秘エピソードも披露してくれた。
 なんどかあった大臣の印象は、とても真面目で、とっつきにくい印象だったけど、どうやら別の顔も持っていたようだ。


こんな日が週に何日もあったらばててしまうけど、たまにだったらおもしろい。