とりとめもなく。

mikaaya2006-12-18

大ボスのさらに上司にあたる「スーパーボス」がボリビアを訪問中。今日は2人のボスにお供して、大統領との会談に同席。私は記録係、「ノート・テーカー」。これで大統領との会談に同行するのは3回目だけど、前回、前々回同様、大統領、副大統領そして大統領府大臣の3名がセットで会談に登場。そしてこれまた前回同様、大臣自ら会議の内容をメモにとっている。(←もう少しロジをする事務方がいればいいのに。何も多忙な大臣がそんなことしなくたって。。)


いわゆる儀礼的な挨拶、事前に聞いていた内容、そして自分の担当分野である経済協力の話をしているうちはいいペースでメモがとれていた。でも、よく知らない分野に入ると、途端に理解度が落ち、たかが会談の報告なのに、文章がなめらかに書けない。→今まで語学力不足(もしくは努力不足か・・・)により、会議の内容が十分に理解できないということはよくあった。というか、現在進行形の状況。でも、今日感じたのは語学も大切だけど、関連知識のインプットの重要性。当たり前のことだけど、その当たり前のことが自分のこととして認識ができていなかった。


モラレス大統領は国民の圧倒的な支持を受けて今年1月に政権についた人。初の先住民系大統領として、世界的にその動向が注目されている。国民には「エボ(EVO)」と呼ばれ、特に先住民、貧困層からの絶大な人気を誇る。世界に発信されるエボのイメージは、どちらかというと大衆を前にメガホンで叫ぶように演説しているといったところ。でも、こうして会談で会う大統領は、穏やかで思慮深く、謙虚な姿勢でボスたちの話を静かに聞いている。TVで報道される「エボ」とはだいぶ異なる印象。。


画像は大統領を訪問する人専用の待合室。ここでそのまま会議をしてしまうこともあるらしい。待っている間に撮った1枚。光があふれるとても美しい空間。