豊かさ

mikaaya2006-04-05

ベニ県に到着したときから思っていたけど、ここは肥沃。低地で雨量もそれなりにあるので、農業が発展するポテンシャルが高そう。話を聞いてみると、さほど肥料を使用しなくても収量も確保でき、品質的にもあまり問題のない作物が育つとのこと。ちなみにベニ県の産業は牧畜中心、あとはワニ皮製品、ワニ肉の生産があるとのこと。


朝から小さな医療施設の引渡式に出席。ここでも地元の方からの暖かい歓待を受けた。写真はこの地域の踊り。(でも、別に彼らは普段、こんなかっこはしていません。念のため。)2月末に見たカーニバルのダンスとは大分趣が違う。同じボリビア国内でも随分いろいろな種類のダンスがあるのね。


このベニ県への援助はあまり多くない。うちの大ボスがこの地を訪問する機会も滅多にないので、この機会を利用して様々な地域の有力者から広範囲に渡るニーズが寄せられた。
でもね。。。みんな笑顔だし、幸せそう。衛生面、医療面、教育面、工業化。。いろいろ問題があるのかもしれない。ここに住んでいる人たちは何かを望んでいるのかな?自分の住む世界の価値基準によれば、ここはないものだらけだけど。。でも、実際のところ、「援助であなたたちが幸せになるお手伝いをします」というのには違和感を感じる。進んだところにいるような気がしているだけで、本当のところ幸せなのはどっちなのかよく分からない。


昼過ぎの便でラパスに戻るために、早めにサイトを出発。空港への途中、ワニ工場に立ち寄った。また車の中で眠っていたので起きたとき自分がどこにいるか把握するのに時間がかかった。帰りにワニ肉をたっぷり持たされた。。あ、ありがとう。。。。(←うーん、あんまり惹かれないぞ。。)日本への輸出を考えているらしい。


新しい土地を訪れるのはいつも興味深い。今回もいろいろ得るものが多かったように思う。