快晴!

本土の台風12号のニュースが気になるも、こちらはとてもいいお天気に恵まれています。海が美しく見えるには、強い太陽が不可欠。日焼けは痛くてつらいけど、今日もうれしい快晴!

こちら、西表島に2か所しかない信号機。しかも滅多に赤にならないはずのこの信号で、赤信号につかまりました。。。うーん、感知式ってあるのに、どうしてこのタイミング?! しかも、肝心の赤信号画像を撮り損ねた…

続いて、名前を確認することもしなかった海岸へ。ここは、西表島南東地域の海岸で、こちらの方にくると、本当に人がいないので、ビーチを占領することができます。

しばし、この美しい空間を独占。カニややどかりにしてみたら、とんでもない邪魔者なんでしょうね。そして、こちら、私につかまったやどかり。ピンボケになっちゃったので、小さい画像でごまかします…

ちょっとしつこく画像を載せていますが、海はこんな感じ。これには心も解放感いっぱい。

でも、この海岸に来た目的はこちら「忘勿石(わすれないし)」。第2次世界大戦末期、波照間の全島民が軍の命令により強制的に疎開させられた場所が南風見田(はえみだ)。当時一帯は伝染病マラリアの汚染地帯であり、ほぼ全員が疾患、島民の3分の1が命を落としたとか。ここはその記念碑とのこと。海岸をある程度歩いたところの岩陰にあって、今なお「忘れられている」感じがするのが心に残りました。日本でマラリアが撲滅されてから幾年か。最後まで残っていたのがここ、西表島だったようです。(→八重山マラリア撲滅運動は大正末期の1922年ころに始まり、断続的な活動の後、ほぼ撲滅されたのは1953年(昭和28年)ころのことで、最後の患者が出たのは1963年とか。)

そして、3年連続こちらのビーチへ。こちらは、私が今世界中で最も好きなビーチ。マラリアのために廃村になった地域とは夢にも知りませんでしたが、「南風見田」の浜と書いて、「はえみだ」と読む。絶対読めないって… また、「はえみだ」の音を聞いても、この漢字を想像することは絶対にできないわ…

ビーチの画像はこちら。画像の色もかなりのものだと思うのですが、本物の方がずっとずっと美しいです。ここでスノーケルすること1時間以上、そして、ビーチパラソルの下でお昼寝。あぁ。至福のひと時。手にはさんぴん茶ジャスミン茶)。←オリオンビールだったら最高なのだけど、ここは我慢… ここにいた数時間、他に訪れた人は2組いたかしら… 

南風見田の浜からの帰り道に会ったやぎ。「べえぇぇぇ〜」と私が鳴くと、競うようにしてやぎも鳴く。あんまりいじめても、飼い主に見つかったら大変なので、適当に楽しんだところで引き上げる。それにしても、やぎって平和な顔しているわ。

夜はキッチンinabaへ。昨日に続いて2夜連続だけど、全く問題ないぐらいお気に入りのレストラン。3年連続西表に来ているのも、考えてみればこの「Inaba」とホテル「ニラカナイ」があったからかな。プールサイドでののんびりしたひと時、ビーチでのシュノーケリングorダイビング、そしてInabaのおいしい食事。ここは私にとって楽園。

ちなみに、こちらInabaは漢字で稲葉と書き、1945年から70年ぐらいまで実在した西表の集落の名前とのこと。てっきりレストランのオーナーが稲葉さんなのだと思っていたのですが、そうではないみたい。今はジャングルに飲み込まれ、廃村となった故郷を偲んでつけたものとのことでした。


今日も遊び疲れました。お仕事ではなく、本当にこれは贅沢な疲れです。。。よく眠れそう。